ICカードを利用した運搬終了報告機能の概要

JWセンターは、現在稼働している電子マニフェストシステムの機能に加え、ICカードとスマートフォンを利用して、運搬終了報告が可能な機能(以下“ICカードを利用した運搬終了報告機能”とする)を開発しました。本機能は、スマートフォンにICカードをかざすことで廃棄物の引渡し、運搬終了報告ができるようにしています。排出事業場から処分場までの廃棄物の流れとマニフェスト情報をリンクさせることができます。

5-5_1344x1206※赤い矢印がICカードを利用した運搬終了報告機能におけるデータの流れ

運用開始日

平成26年6月12日(ベータ版での運用開始)

ICカードを利用した運搬終了報告機能のご利用にあたって必要なもの

【ICカード】

  • JWセンターでICカードを発行いたします。申請方法については下記をご参照ください。
  • ICカード発行手数料:無料 (再発行手数料は1,100円(税込))

※ICカードは電子部品を搭載しているため、水濡れや、曲げたり強い衝撃を与えたりしないよう、ご注意ください。

【スマートフォン(高機能携帯電話)】

排出事業者、処分業者が下記機能を有したスマートフォンを用意してください。

  • 「おサイフケータイ機能」の搭載 (ICカードへの読込み・書き込み)
  • 「カメラ機能」の搭載(QRコードの読込み)
  • QRコード読取アプリ(QRコードスキャナー)をインストール ・ICカードを利用した運搬終了報告機能アプリ(JWセンター専用)をインストール

動作検証済みのスマートフォン

ICカードを利用した運搬終了報告機能の動作検証済みのスマートフォンは、以下のとおりです。

Andoroid OS 4.0以上

※iOS(iPhone)には対応しておりません。

SoftBankの以下の機種

AQUOS PHONE Xx
AQUOS PHONE 102SH

なお、その他の機種(docomo、auを含む)については追って動作検証予定です。

ご利用にあたっての前提条件

  1. 排出事業者、処分業者にスマートフォン、収集運搬業者にICカードを持っていただきます。
  2. 事前に入力パターン(経路情報)を情報処理センターへ登録します。
  3. 登録する経路情報(入力パターン)は、直行用マニフェストで、最終処分場の場所は「委託契約書記載のとおり」のみです。

提供機能

現在稼働している電子マニフェストシステムの機能に加え、下記の機能を提供します。

  1. マニフェスト情報登録(排出事業者・処分業者(2次登録機能))
    複数の品目を一度の操作でマニフェストを登録し、ICカードに情報を格納いたします。
  2. 運搬終了報告(収集運搬業者)
    ICカードに格納されたマニフェストの運搬終了を報告します。

メリット

  1. 排出事業場では、事前に登録した経路情報(入力パターン)をもとに簡単操作で複数品目のマニフェスト情報を登録できます
  2. 排出事業場で、事前に登録した経路情報(入力パターン)に登録されている収集運搬業者と廃棄物を引き渡す収集運搬業者が同一であるか確認できます。
  3. 処分事業場で受け渡す品目のみが運搬終了報告一覧として提供され、簡単な操作で運搬終了の報告ができます
  4. 廃棄物の引き渡しから処分事業場までの間、マニフェスト情報と廃棄物が一体で管理できます。

ICカードを利用した運搬終了報告機能 概要

ICカードを利用したマニフェスト機能 詳細イメージ
  1. 排出事業者は委託契約書をもとに排出事業場、収集運搬業者、処分業者単位に入力パターン設定画面を使用して情報処理センターに経路情報(入力パターン)としてパターン登録できます。尚、登録した経路情報(入力パターン)の印刷が可能です。
  2. 排出事業者は、排出事業場の経路情報(入力パターン)を呼び出し、収集運搬業者のICカードに格納された加入者番号と経路情報(入力パターン)に登録されている収集運搬業者の加入番号が同一であるか確認できます。経路情報(入力パターン)に登録された品目に数量等を入力し、情報処理センターに電子マニフェスト情報として登録し、ICカード内にもマニフェスト情報として格納します。
  3. 処分業者のスマートフォンにICカードをかざすと、ICカードに格納されている当該処分事業場のマニフェスト情報を表示します。引き渡す廃棄物を選択し、運搬終了の報告ができます。

印刷した経路情報(入力パターン)の利用

経路情報 イメージ
  • 経路情報(入力パターン)に収集運搬業者に引き渡す品目並びに数量等が明記可能。
  • JWセンターから入手したマニフェスト番号を連絡事項欄に記入することにより登録した電子マニフェストと経路情報(入力パターン)との関連づけが可能。
  • メールを利用して排出事業者、収集運搬業者、処分業者へ連絡又は通知可能。
  1. 排出事業者の経路情報(入力パターン)をQRコードとして提供。
    【用途】
    • 排出事業場でQRコード読み込み時にログインした排出事業者と経路情報(入力パターン)の排出事業者が同一であるか確認。
    • 経路情報(入力パターン)が登録されているか確認。
  2. 経路情報(入力パターン)に登録した産業廃棄物情報を最大10件表示。
    【用途】
    • 運搬業者に引き渡す品目に対し、数量等の記入。
  3. 携帯電話のメール機能を利用して、登録されているメールアドレス(QRコード)にメールを送信することが可能。
  4. 引渡日、廃棄物の数量/単位等を記入することで、受渡確認票としても利用可能。

運用例

(1)排出事業者が「経路情報」を入力パターン設定画面で登録

経路情報 イメージ

(2)排出事業場又は処分事業場でICカードを利用してマニフェスト登録

経路情報 イメージ
  1. 印刷した経路情報(入力パターン)に引き渡す品目を特定し、数量等を記載。
  2. 印刷した経路情報(入力パターン)のQRコードを読み込み、排出事業場及び経路情報(入力パターン)を特定。
  3. 特定した廃棄物の品目に対し、数量等を入力しマニフェストを登録。
  4. 画面に表示されたマニフェスト番号を印刷した経路情報(入力パターン)へ転記。
  5. 印刷した経路情報(入力パターン)を運搬業者へ引き渡す。
  6. 運搬業者の事務所では、マニフェスト登録通知を介して荷受けしたことを確認。(JWセンターのマニフェスト登録通知を確認)
  7. QRコードに記載されているメールアドレスを用いて、排出事業者へ通知。

(3)処分事業場でICカードを利用して運搬終了報告を登録

  1. ICカードに格納されている当該処分事業場のマニフェスト情報を表示。
  2. 荷卸しするマニフェスト番号を指定して運搬終了を報告。
  3. 処分業者では、収集運搬終了報告した内容で荷卸しを確認。
  4. 排出事業者へ運搬終了報告を通知。
  5. 処分事業場へ運搬終了報告を通知。
  6. 印刷した経路情報(入力パターン)を、処分場へ提示(引き渡した廃棄物の確認)。

利用細則・各種申込様式

消費税法改正による消費税率の引き上げに伴い改正しました。

【2019年10月1日から適用】

ICカードを利用した運搬終了報告機能利用細則(2019年10月1日改正)

【2019年9月30日まで適用】

ICカードを利用した運搬終了報告機能利用細則(2019年4月1日改正)

ICカードを利用した運搬終了報告機能の利用にかかわる事項は、ICカードを利用した運搬終了報告機能 利用細則に定められています。
各種申込み様式と合わせてご一読ください。

各種申込み用の様式は以下のとおりです。

送付先

〒110-0005
東京都台東区上野三丁目24番6号 上野フロンティアタワー13階

公益財団法人 日本産業廃棄物処理振興センター  
電子マニフェストセンター 情報サービス部 宛

運用開始までの流れ

ICカードを利用した運搬終了報告機能運用開始までの流れ

ICカードを利用した運搬終了報告機能の運用開始までの流れは、こちらをご一読ください。

ICカードを利用した運搬終了報告機能(ベータ版) 操作マニュアル

ICカードを利用した運搬終了報告機能(ベータ版) 操作マニュアル

ICカードを利用した運搬終了報告機能(ベータ版)の操作マニュアルは、こちらをご一読ください。

アプリケーションインストール手順

ICカードを利用した運搬終了報告機能(ベータ版)のご利用にあたっては、スマートフォンに専用アプリケーションをインストールする必要があります。
以下の手順に沿って、スマートフォンにアプリケーションをインストールしてください。

①「Playストア」のアイコンをタップします。 ②画面右上のiconのアイコンをタップします。
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③アプリケーションを選び、タップします。 ④「インストール」ボタンをタップします。
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⑤同意画面が表示されます。
「同意する」ボタンをタップします。
⑥インストールが完了すると、スマートフォンのメニューにアプリケーションが追加されます。
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