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調査報告・国際協力

開発途上国の廃棄物処理

開発途上国は、世界人口の70%以上を占める。廃棄物処理の分野では、収集体制の未整備、オープン・ダンピング(野積・投棄)などの不適切な最終処分とそれに伴う環境汚染、処分場のスキャベンジャ(拾い人)、不法投棄などの問題を抱えている地域が多い。地域によって廃棄物処理の状況は異なるが、途上国の事例を以下に示す。

(1) オープン・ダンピングの処分場。ごみの分解ガスで燃え続けることもある。

(2) 病害虫防止のため、搬入ごみを燃やす処分場。周囲への煙害が発生する。

(3) 運ばれたごみから競うように有価物を拾い上げるスキャベンジャ。

(4) 回収された有価物の価格は品目によって異なり、仲買人が現金で買い取る。

(5) 処分場で暮らすスキャベンジャ。ここで生まれ、一生を送る者もいる。

(6) 作業するスキャベンジャの横で、生ごみを食べる牛、豚、羊などの家畜。

(7) 燃えるごみの中を裸足で有価物を回収するスキャベンジャ。

(8) 処分場の汚水で洗ったプラスチック袋。乾燥後は市場に出回る。

(9) 鉄スクラップとして運搬するため、空き缶を手作業でつぶす。

(10) 有害廃液の不法投棄の現場。処分場では、様々な廃棄物が捨てられる。

(11) 処分場の浸出水。雨季には池が拡大して処分場周辺を覆うこともある。

(12) 処分場への道路が雨季で通れず、途中で不法投棄された産業廃棄物。

(13) 産業廃棄物の処分場。埋立基準がないため、野積みのまま放置されている。

(14) パルプ工場内の産業廃棄物による煙害。法制度の不備で改善ができない。

(15) プラスチックの焼却で破損し、放置されたままの医療廃棄物焼却炉。

(16) 院内での医療廃棄物の野焼き。注射針が周囲に散乱し、煙害も発生する。

(17) ごみ箱から有価物を回収する親子。ストリート・ピッカーとも呼ばれる。

(18) 有価物を回収する裸足の子供。学校に通うための費用を稼ぐ子も多い。

(19) ごみが溢れて積み上がっているごみ収集ステーション(「デポ」とよばれる)

(20) 市場の前のデポ。ごみが溜まると多数のハエが飛び回るようになる。

(21) 水上生活者のごみは水中に捨てられる。住民はこの水で体を洗い、洗濯をする。

(22) ごみの一時保管場所。処分場まで運べないときは、手押し車でここに運ぶ。

(23) 損傷が激しいごみ運搬車両。維持管理が悪いと数年で故障することも多い。

(24) トラクターなどの農業用機材は、故障しても修理が可能でよく使われる。

(25) 有機ごみのコンポスト化。農業国では有効な方法で減量化に貢献。

(26) 自治体でのコンポスト製造。市場ニーズに合えば収益が出ることもある。

(27) 大規模選別施設。550名の作業員で2,000トン/日の都市ごみを選別する。

(28) ベルトコンベアの両側に並んで有価物回収をする作業員。

(29) 回収された有価物の山。その回収量は、廃棄物全体の5~10%に止まる。

(30) 選別施設の残渣と直接搬入ごみの処分場。大量のごみの埋立は欠かせない。